頑張っているのに、患者数が増えない。
色々勉強しているんだけど、なかなか売上が上がらない。
そんな悩みを抱えている病院経営者が増えているようです。
帝国データバンクの調べによると、1990～2004年の間に倒産した医療機関の数は522件。
毎年40件前後の病院が倒産している計算になります。しかしこの反面、患者数を確実に伸ばし、ビジネスとして大きな成功をしている病院も出てきています。
一般の人たちには、病院は収益が安定している業種だと思われていますが、病院経営も、勝ち組と負け組みの二極化が進んでいるようです。
一生懸命医療技術を勉強し、病院経営についても学んでいるのにも関わらず、収益が伸びない病院が多いのは何故なのでしょうか？
それは医師が思っている患者様が求めているものと、患者様が本当に求めているものにギャップがあるからです。
多くの医師は、痛みや不快感を解消してくれることを患者様が求めていると思っています。
しかし本当に患者様が病院に求めているのは、自分が抱えている痛みや不快感を理解し、その上で問題を解決してくれることなのです。
つまり医師は医療技術を提供するのが医療行為だと思っているのですが…。
患者様はホスピタリティに根ざした医療技術の提供こそが医療行為だと思っているのです。
このギャップに気がつき、患者さんが求めているホスピタリティ医療を提供している病院は収益を伸ばしているのですね。
2006年、少子高齢化で日本の人口が減少に転じました。
政府の発表では、2050年には日本の人口は9000万人になると言われています。
現在の人口が１億3000万人弱ですから、実に40数年後には、１／３の人口が減るのです。
このような社会環境を見ると、今後、確実に患者数は減少し、ますます病院経営は難しい時代になると考えられます。
そのような時代の流れに対応するためには、患者様が求めているホスピタリティ医療を提供し、患者様に選ばれてプライベートドクターとなれる病院を作っていくことが必要。
そしてそのためには、病院は医療を提供すればいい…というような古い価値観から脱皮し、患者様との繋がりを深くしていく仕組みを作ることが、今の病院経営者に求められていることなのです。
医療技術を提供する病院から、ホスピタル産業の病院へ。
この変革をすることが、病院経営を根底から変えることになるのです。
患者様にホスピタル産業としての医療を提供するためには、医師や院内スタッフが「コミュニケーション能力」を身につけることが必要です。
コミュニケーション能力と聞くと、上手に話をするテクニックをイメージされる方が多いのですが、そうではありません。
本当のコミュニケーション能力とは、情報や意思、想いを共有する能力なのです。
つまり、効果的に人間関係を深める能力こそが、真のコミュニケーション能力なのです。
情報や意思、想いを共有する能力と仕組みを持つことで、患者様との関係を深め、信頼され、安心して健康を任せられる病院になることができるのです。
今回、北海道帯広市で、自ら歯科医院を経営しながら現場でコミュニケーションを活用し、患者様数を増やしている、いのうえ歯科医院の井上裕之先生と、ビジネスの世界で顧客のファン化の仕組み創りに定評のある妹尾榮聖氏を迎え、患者様に選ばれる病院作りについてのセミナーを開催することになりました。
院内コミュニケーションによる患者様との関係の改善と、各種ツールを使って患者様との関係の構築をすることで、医療技術を提供する病院から、ホスピタル産業の病院へ、根底から病院経営を改革する方法を身につけることが出来る日本で始めてのヒューマンリレーションセミナーです。
メディカル・パーソナルアドバイザー。
19６３年、北海道生まれ。
１９９２年東京歯科大学大学院卒業。
2004年ＮＹ大学インプラントプログラムリーダーになる。
いのうえ歯科医院理事長。
理想的な病院を作るために２００６年経営学博士を取得。
世界の経営学や成功哲学を学んだ企業改善理論は医療業界にとどまることなく、一般の企業からも経営指南の依頼を受けている。
株式会社 PATIER・有限会社 MUSUHI代表
1971年 徳島県生まれ
売上アップコンサルタントとして、
顧客をファン化させる独自の理論には定評があり、
コンサルティング先は述べ 100社を超える。
自身が整骨院で治療をしていた経験もあり、
整骨院・歯科医院などの収益改善なども手がけている。
船井総合研究所を始め、日本全国でセミナーなどを開催している。
□ 日時:2007年7月28日（土） 10 時 ～ 17 時
□ 場所:北海道札幌市内 ※会場につきましては後日ご連絡させていただきます。
□ 受講料:50,000円（懇親会込み） 2人目より １人 20,000円
□ 主催:有限会社 MUSUHI
□ お申込方法:申込書にご記入の上 FAX で送信お願いします。
□ お支払方法:お振込先をFAXかメールにてお知らせいたします。
送信FAX番号 06-6359-2700